無料・有料イラストレーション作成アプリの紹介
今回は学習支援の観点から少し外れます。
絵を描くことが趣味の方や、進学先に芸術系の学校を考えていらっしゃる方向けに、無料・有料のイラストレーション作成アプリについてまとめました。
無料のイラストレーション作成アプリ
まずは無料のイラストレーション作成アプリから。
それぞれのアプリの特性や機能について書いたものをPDF形式で公開しています。
※下記リンクからダウンロードできます。
【今回ご紹介させて頂いた5つのアプリ】
アドビ製品
Photoshopでおなじみのアドビ社のアプリを紹介します。
- Adobe Ideas(アドビ アイディアズ)
塗りつぶし機能があります。機能が絞ってあるため分かりやすいアプリです。
- Illustrator Draw(イラストレーター ドロウ)
図形やスタンプが使えます。建物などを描くときやデザイン画を描くときに使うと良いかもしれません。
上記二つのアプリは、無料で使えるレイヤー数が多いことが魅力です。
(他アプリだと、有料機能にレイヤーが含まれていることが多く、結構制限がかかっていることがあるので)
※レイヤーとは
イラストレーション作成ソフトにおける超重要機能の一つ、レイヤー機能についてご説明します。
レイヤーはお絵かきソフト(アプリ)の中にある透明フィルムのようなものです。この透明フィルムを追加し、次々と重ねながら絵を描くことで、複雑な作品を作成することができます。
昔懐かしOHPフィルムを知っていらっしゃる方は理解しやすいと思います。色と形が違うカラーフィルムを重ねてスクリーンに投影することで、一つの絵を作るような感覚です。
イラストレーション作成ソフト(アプリ)では、下書き、線画、色塗りの層を別々のレイヤーに書き、それを最終的に重ね合わせることで一つの作品を仕上げるときなどによく使います。
それぞれ別々の層に描いているため、例えば、塗りつぶしているところを消しゴムで消しても、他の層にある線画は消されません。
また、同じアドビアカウントを使うことで、その他のアドビアプリと連携し、作成したオリジナルのパレットやブラシなどを使用する事が出来ます。
カラーパレットを自作できるアプリ ↓
写真に写っているモノの形を線画にするアプリ ↓ や (Illustrator Drawのみ使用可能)
オリジナルのブラシを作成できるアプリ ↓ (Illustrator Drawのみ使用可能)
など。
その他の製品
以下はアドビ社製以外のアプリ製品です。
基本無料ですが、(Paper by FiftyThree以外の製品は)特別な機能の使用にはお金がかかります。
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スケッチ - Tayasui Sketches
ささっと描くのに最適。分かりやすく使いやすいアプリです。
- Paper by FiftyThree(ペーパー バイ フィフティースリー)
イラストレーション作成アプリとしてだけではなく、メモアプリとしても使えるかもしれません。
- Autodesk SketchBook(オートデスク スケッチブック)
無料のイラストレーション作成アプリの中では1、2を争うほど機能性が高いアプリだと思います。塗りつぶしや乗算などの機能が使えます。
有料のイラストレーション作成アプリ
- Procreate(プロクリエイト)
高機能イラストレーション作成アプリ。範囲指定、ぼかしや乗算などなど、とにかくできることが多いです。
総括
今回紹介したアプリの中で、基本的には、
水彩画っぽい絵を描きたい!という方には
「スケッチ - Tayasui Sketches」や「Paper by FiftyThree」
デザイン画を描きたい!という方には
「Illustrator Draw」
デジタル絵を描きたい!という方には
「Adobe Ideas」
ハイクオリティなデジタルイラストを描きたい!という方には
「Autodesk SketchBook」や「Procreate」
をオススメします。
ただ、使い勝手の良さは個人個人で違うものですから、(無理のない範囲内で)様々なイラストレーション作成アプリを使ってみて確かめてみて下さい。